これから仮想通貨の取引を始めようとしている方にとって取引の手数料は大いに考慮していきたいところですが、費用が安く仮想通貨を売買できる取引所・販売所は一体どこなのでしょうか。
本記事ではそれぞれの取引を開始する際に掛かる費用を詳しく表にして比較し、お勧めできる取引所を順位を付けて紹介していきます。
仮想通貨の取引に掛かる費用は3つあり、
- 取引の手数料
- レバレッジの取引手数料
- 入出金の手数料
の3つになります。
この3つの手数料を比べて、これからどこで仮想通貨を取引すればお得になるのか理解できるように紹介しますので参考にしていただければ幸いです。
もくじ
1.現物取引に掛かる手数料を一覧表で比較
2.レバレッジに掛かる手数料を一覧表で比較
3.入出金に掛かる手数料を表にして比較した場合
4.手数料が安い取引所とは
1.現物取引に掛かる手数料を一覧表で比較
取引所 | 販売所 | |
---|---|---|
bitflyer | BTC:0.01 ~ 0.15%アルト:0.2% | 無料 |
Liquid | 無料 | なし |
bitbank | Maker:-0.05%Taker:0.15% | なし |
ZLaif | Maker:無料Taker:0.1%〜 | なし |
BITPOINT | 無料 | なし |
DMM Bitcoin | なし | 無料 |
GMOコイン | Maker:0%Taker:0.01% | 無料 |
この表は、仮想通貨を売買する際に掛かる売買で掛かる手数料の表になります。
取引所と言うところと販売所では、そもそも仮想通貨を売買する方法が異なり、取引所とは、顧客である顧客同士が仮想通貨を売買できる場所のことを言います。
一方、販売所は、取引所が直接顧客に対して仮想通貨を販売する場所のことを言います。
取引所は一般的に、仮想通貨を安価に買うことができるので、例えば下記に記載しているビットフライヤーでは、
取引所と販売所の両方を開設しているので、ビットコインの売値がそれぞれで異なり販売所が販売する方が約1万円高くなることがわかります。
ただ単に手数料が1番安価だと言う理由だけで販売所で買ってしまうと、そもそもの仮想通貨の値段が高額なので損をしてしまうという落とし穴がありますので注意してください。
ビットフライヤーなら、取引所で売られる仮想通貨はビットコインだけしかありません。
DMMビットコインの場合は、販売所だけしか運営しておらず、取引所を選択するには取引所の形式で仮想通貨を売っているか否かになります。
なおかつ、手数料が無料になっている取引所を選択することをお勧めします。
国内にある取引所は、取引所か販売所かどちらを採用しているので仮想通貨で区別した比較をしていきます。
2.レバレッジに掛かる手数料を一覧表で比較
このレバレッジで掛かる取引手数料を比較したら、現物料と異なりポジションを翌営業日まで持ち越すと掛かってくる手数料が取引手数料に加算されます。
取引所 | 販売所 | |
---|---|---|
bitflyer | 5〜10%の乖離:0.25%10〜15%の乖離:0.5%15〜20%の乖離:1%20%〜2%の乖離:2% | なし |
Liquid | 翌日持ち越し時:0.025% | なし |
bitbank | 新規注文:0.01%利益発生時の決済に0.2% | なし |
ZLaif | 注文時:無料日またぎ:0.039%利益発生時の決済に0.7% | なし |
BITPOINT | 翌日持ち越し時:0.035% | なし |
DMM Bitcoin | なし | 翌日持ち越し時:0.04%/日 |
GMOコイン | 翌日持ち越し時:0.04%/日 | 翌日持ち越し時:0.04%/日 |
この一覧を見て頂ければ、ビットフライヤーは翌営業日に持ち越す時の手数料が掛からないので手数料が安価に感じるかもしれません。
ところが、乖離した時に手数料が加わると手数料は高くなります。
乖離する手数料とは、現物価格と大きく乖離すると乖離する現物の価格に合わせて、乖離幅を引き離すことで決済したら掛かる手数料となります。
最大幅の乖離手数料は、2%も掛かるので注意してください。
3.入出金に掛かる手数料を表にして比較した場合
日本円入金 | 日本円出金 | 仮想通貨入出金 | |
---|---|---|---|
bitflyer | 324円 | 三井住友銀行:216円/432円(3万円以上)それ以外の銀行:540円/756円(3万円以上) | BTC:0.0004 BTCETH:0.005 ETHETC:0.005 ETCLTC:0.001 LTCBCH:0.0002 BCHMONA:無料リスク:0.1 LSK |
Liquid | 無料(振込手数料顧客負担) | 500円 | 無料(マイナーへ払う手数料は自己負担) |
bitbank | 無料(振込手数料顧客負担) | 540円/756円(3万円以上) | BTC:0.001 BTCLTC:0.001 LTCXRP:0.15 XRPETH:0.005 ETHMONA:0.001 MONABCH:0.001 BCH |
ZLaif | 無料(振込手数料顧客負担) | 350円/756円(50万円以上) | BTC:0.0001~0.01 BTCXEM:2~20 XEMMONA:0.001~0.1 MONACounterparty:0.001~0.1 BTCBCH:0.001~0.01 BCHETH:0.01~0.05 ETH |
BITPOINT | 即時:無料銀行:顧客負担 | 顧客負担 | 無料(マイナーへ払う手数料は自己負担) |
DMM Bitcoin | 即時:無料銀行:顧客負担 | 無料 | 無料(マイナーへ払う手数料は自己負担) |
GMOコイン | 即時:無料銀行:顧客負担 | 無料 | なし無料(マイナーへ払う手数料は自己負担) |
入出金に掛かる手数料をまとめてみますと、銀行振込に係る手数料は基本的に顧客負担です。
一部の取引所では、即時入金も顧客目線で無料にしている所もあるので、全ての取引所を比較しても手数料だけで比較しても大きく異なる所はないと感じます。
また取引した金額に比例して入出金の手数料が掛かるのですが、これは本当に微々たる金額にしかなりませんのであまり気にすることがなく、現物取引とレバレッジで取引する際の手数料を重要視して選択すれば良いと思います。
4.手数料が安い取引所とは
ここまで現物取引とレバレッジの取引の手数料と、入出金の手数料を一覧で比較してきました。
最終的に手数料だけを見て、最も安価な取引所をランキングにしてみました。
1位:Liquid by Quoine(旧QUOINEX)
Liquidの手数料は、現物の手数料が業界で最も安い無料になります。
レバレッジの取引で掛かる手数料も業界で最も安い1日で0.025%となり、入出金も業界の平均値水準です。
Liquid by Quoineの手数料はこうしてみると非常に安いことが特徴です。
現物取引で無料であることとレバレッジの取引が業界で最も安いことであり、翌日に持ち越す時には0.025%のみ掛かります。
手数料だけを比較して選ぶのであれば「Liquid by Quoine」が圧倒的にお勧めになります。
2位:BITPOINT(ビットポイント)
BITPOINTの手数料は、現物取引で業界最安値の無料となっています。
レバレッジの取引も、1日0.035%で業界2位の安値を付けています。
入出金の手数料は業界で平均値ですが、現物取引の手数料はこちらも無料になっています。
レバレッジの取引も日またぎで0.035%が掛かるのですが、それ以外は全て無料になっているのでお勧めです。
3位:Bitbank(ビットバンク)
bitbankの手数料は、現物取引でMaker-0.05% / Taker0.15%になり、レバレッジの取引は新規注文時は0.01%、利益発生時にも0.2%となっており入出金も業界の平均値になっています。
現在はキャンペーンが終了していますが、Maker-0.05% / Taker0.15%と安いのですが、
レバレッジの取引で利益がでても0.2%となるので少々高めの設定ですが、ポジションを持つ際には0.01%と安価な設定となっています。
日またぎは掛からないので、スイングトレードを中心にしたトレードをする人にはお勧めのできるポイントになります。
4位:GMOコイン
DMMビットコインの取引で掛かる手数料は、現物の取引は業界で最安値と同等の無料になっています。
デメリットは、取引所で取り扱いできるものはビットコインだけしか購入できません。
レバレッジの取引も1日0.04%となり、比較すれば安価ですし入出金も業界の平均です。
GMOコインは、取引が無料となっているので、ビットコインを売買するのならば取引所で販売しており安価に購入できます。
その他の通貨についても、販売所なので取引所よりも値段が割高になるので注意してください。
5位:DMMビットコイン
DMMビットコインの手数料は、現物取引は業界で最安値の無料となっています。
デメリットは販売所なので、仮想通貨の値段が高く設定されています。
レバレッジの取引も、1日0.04%で安価に設定されています。
入出金も業界平均価格であり、DMMビットコインは取引手数料が無料に設定されています。
ところが、販売所になるので、仮想通貨の値段は割高になるので注意が必要です。
レバレッジの取引は1日0.04%日で業界の平均となります。
まとめ
国内の仮想通貨を取引できる取引所を手数料で一覧表にして比較してきました。
この一覧表を見てみると、どこの取引所の手数料が一番安いのかがより判りやすかったのではないかと思います。
手数料は様々な取引条件で変動してくるのですが、全ての取引条件を総合的に比較した上で自分の取引する売買の内容を自分自身でよく確認して自分に合った取引所を選ぶことをお勧めします。
ここで紹介した取引所の手数料で選ぶならば、業界でも最安値の水準となるので自分に合っている取引方法の口座を開設して下さい。
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